ステータス性について―ダイナースクラブカードのメリットを考える－

30～40代ともなると、ゴールドカードの保有率は高まります。
財布に収められたキラキラと輝くゴールドカードにちょっとした優越感、あこがれを抱く方がいるかもしれませんが、意外と持っている人っているんですよね。

2人に1人、とは言いませんが、社内でそこそこ以上の肩書きが付いている方なら、珍しいカードではありません。
スーパーでだって、“ごく普通”の主婦の方がゴールドカードで支払いをしています。

最近では、年会費が5,000円もしないゴールドカードも結構普及してますし・・・。


そんなに珍しいカードではないんですよね。ゴールドカードって。


となると、これからステータス性の高いカードを持つなら他人との差別化を図りたいという気持ちも芽生えてきます。


希少性が無いんじゃ、つまらないですからね。


そこで候補に挙がるのがダイナースクラブカード。

このカードは年会費の高さから中途半端な年収の方が申し込むケースは少なく、
“ステータス性”という面では他社のゴールドカードの一歩上を行っています。
日本最初のクレジットカードとして50年以上の伝統を持ち、国際ブランドの中でも極めて高いブランド力を持っているんです。


高級なワインなんかも、その香りや味わいとともに歴史的な背景を楽しむ方って多いですよね。それに似たものがあるように感じます。


だから知っている人が目にすると、「おっ！ダイナースですね！？」と話のネタになったりするんです。
持ちたくても持てない人もいるもんですから。。
「いいですよねぇ。」って羨望の目で見られる。


シティグループが日本のクレジットカード事業を売却すると発表した後、日本国内では銀行やカード会社をはじめとする複数の企業が買収に手を上げました。
これは、そのブランド力と“ダイナースクラブカード会員”という優良な顧客基盤が欲しかったからです。


やっぱり、ダイナースクラブカード会員は“富裕層”なんですね。
優良な大手企業がウチもウチもと買収に名乗り出たことが、これを証明しています。

高級車のディーラーでの出来事

以前、ドイツ車の中でもプレミアム御三家といわれる、誰もが知っている、とある車のディーラーへ行ったときの話です。

担当したスタッフが働いて１年弱の経験が浅い社員だったことや、こちらが検討している車種がハイエンドモデルだったこともあり、普段は営業することなんかない店長さんも補助的に同席してくれました。
まぁ、98％、店長さんが試乗も含めて車の良さを語ってくれたんですが・・。

その商談の中で、「ちょっとボールペンを貸してくれませんか？」とお願いしたんです。オプションをどうするかとか、ちょっと検討事項を紙に書き出したかったので。
そのときに若いスタッフから渡されたのが、“Dinersclub”のロゴ入りボールペンだったんですよね。

『おや？』と思い、ちょっと質問してみたんです。
「ここはダイナースクラブカードで車を購入できるんですか？」って。
結果は、他のディーラーと同様に「車の支払いにはクレジットカードを利用できません。」と言われました。

『まぁそうだよね。』と思いましたが、
気になったのは、お店の方のやり取り。

私が検討項目とかをメモしている間、店長さんが若いスタッフに「えっ！お前このクレジットカード持ってるの？？」とダイナースクラブカードのペンを持ちながら聞いたんです。

「いえっ。持ってないです。」と若いスタッフ。

どことなくホッとした様子の店長・・・。


ん？？

『へぇ～、ダイナースって、そんなスゴイんだ・・』
とそのとき感じたことを今でも覚えています。
高級車売っているディーラーでもダイナースのステータス性が気になるんだ、と。

高収入でも落ちるケースも！？

また、あるとき遊びに来た知人が、テーブルの上に置いてあったダイナースの会報誌を見て、
「えっ！ダイナースクラブカード持っているんですか！」
って聞いてきたんです。

「一応というか、持ってるよ。」と答えたら、

「へぇ～、いいなぁ。僕、欲しくて入会申込みしたら審査に落とされたんですよ～」
との返事が。。


「えっ！だってお前、年収１千半ば～後半くらい行っているんじゃない？なんで落とされるの？？」


「それが分からないんですよ。ただ、僕の場合、高年収といっても不安定さがある職業ですから、それもあるのかな、と。」

「へぇ～、そうなんだ。」と言いつつ驚きました。
年収500万くらいでもちゃんとした！？企業に勤めていれば比較的審査に通るんですよね。ダイナースクラブカードって。
年収1,000万円くらいで設立１年目の会社の社長にも審査に通った人を知ってますし。